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2025.04.14
学生インタビュー 株式会社折兼&学生対談 後編
2025.03.28 学生インタビュー
株式会社折兼&学生対談 後編
文責 愛知大学SEED 近藤菜月
愛知大学SEED 川口朋花
環境に配慮したバガス容器とはなにか。株式会社折兼が行う取り組みや活動にはどのようなものがあるのか。前編では①株式会社折兼のバガス容器について説明していただきました。
後編では②循環フェスへの参加動機とバガス容器の提供経緯③教育活動について④折兼の企業としてのビジョンについて話を伺います。
循環フェスへの参加動機とバガス容器の提供経緯
循環フェスは古着がメインではありますが、「食」の部分でサーキュラーな取り組みにできないかと考え、循環経済と循環フェスが結びつくと思い、参加を決めました。
プラスチック容器はワンウェイが多く、自然に還りづらいです。それに比べてバガス容器は土の中や海中でも分解します。しかし、認知と普及にはまだいくつかの課題が残っています。イベントを通してより多くの方にバガス容器を知っていただきたいのです。それが、バガス容器の提供を決めた理由です。
また、株式会社折兼は循環フェスだけでなく、名古屋ラーメンまつりや浜名湖花博などのイベントにも参加しています。加えて、名古屋ダイヤモンドドルフィンズや清水エスパルスといったスポーツチームと連繋した取り組みも行っています。詳しく知りたい方は、株式会社折兼のホームページをぜひご覧ください。
教育活動について
株式会社折兼は、環境に優しい商品を積極的に使っていこうという意識作りにも取り組んでいます。
地方公共団体の主催するイベントで、環境に優しい素材で作られた食品パッケージを実際に見て、触れて、その容器に描かれたマークの意味について考えてもらうワークショップを開催しました。依頼を受けて折兼の社員が小中学校や高校に出向いて授業をしたこともありました。他業界の企業や学生、名古屋グランパスなど地域のスポーツチームと一緒にイベントを開催しました。
折兼の企業としてのビジョン
バガス容器は使う人が増えれば増えるほど環境に優しいと思うので、そのためにも、バガス容器の販売を続けて、この取り組みを普及させていきたいですね。
また、使用後の容器をゴミ化するのではなく、容器を回収、分解して、肥料などに再資源化できるようにしたいです。
《インタビュー感想 Ⅲ》
使い捨て容器を土壌改良材として活用するという発想はとても新しく、面白いと感じました。バガス容器をプラスチック容器と対抗させるのではなく、共存を目指しているという考え方も素敵だと思いました。
また、バガス容器は環境にやさしいだけでなく、ベージュっぽい色合いもかわいいのでもっと普及してほしいです。
そして循環フェス名古屋のトークショーとして、株式会社折兼の服部さんにお越しいただきます!
参加者と共に、食品容器の視点から作る持続可能な社会についてお話しできることを楽しみに思います!
インタビューありがとうございました!
近藤菜月
《インタビュー感想 Ⅳ》
使い捨て食品用容器としてHACCP International認証をもらった企業は、株式会社折兼さんが世界で初めてだそうで、そんな折兼さんとお話しする機会をいただけて光栄でした!
今回のインタビューで得た知識を共有することを通して、地球に優しい材料で作られた容器を使っていこうとする人たちや、地球に優しい商品を積極的に選ぼうとする人たちの輪を、もっと広げるお手伝いができたらいいなと思います。
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
川口朋花
株式会社折兼 URL https://www.orikane-hd.co.jp/